ピラティス10原則-1      Awareness(意識、気づき)

BASIの10の原則

Awareness(意識、気づき)

自分の身体の中で何が起こっているのか”気づく”

コントロロジーはふだん眠っている筋肉細胞を目覚めさせることにより、

ふだん眠っている脳細胞も目覚めさせるので、脳の新しい領域を活性化させ、

脳の機能を刺激し気付きを更に高める。

筋肉は自分の意志に従うのが望ましい。

意思が筋肉の反射行動に支配されてはいけない。

     CONTROLOGY(コントロロジー)-Pilates Method--

     ※コントロロジー ピラティス氏はピラティスの事をこう呼んでいた

 

 

10の原則の1番目が”気づき”です。

今の自分の身体の状態を知ることから始まります。身体の観察。

例えば、レッスンの始めに、今の身体のバランス状態を知る。

立って軽く足を揃え目を閉じてみると、体が前、後、右、左、どこに重心が来てるのかが分かります。

意識せず立ってみて少し右足が少し前に出るとか、癖でねじれが入っている場合もあります。

自分の今を知ることで、目標が出来ます。

自分の身体を意識して動かしてみることで、今出来る事と出来ない事を知る事が出来ます。

腹筋上部、下部が弱い、背中が硬い、肩関節、股関節が硬い、ここをこうすると体はこうなる。

こうしたいけど動かない、動かせない、こうすると力が入れやすくなる、

動かなかったところを動かせた時の感触、伸びを感じたり、色んな事を感じながら、

脳と身体を繋ぐことで脳も活性化させることが出来てきます。

自分の身体を注意深く観察し、向き合ってみましょう。

 

レッスンの最後で再びバランスの確認を行います

上手にエクササイズが出来ていたら、体の中心に重心が来るはずです。

もし始めの時の方がバランスが良かったと思う時は、ずっと歪んだ状態でバランスを取っていた場合や、

得意な方ばかり頑張りすぎたなど、力の入れ方に偏りがあった可能性が考えられます。

また筋力の弱い方など、身体の中心から軸が外れた状態でエクササイズを続けると、

たまにこういう場合がありますので、常に中心を意識しながら集中してピラティスを行いましょう。